外貨両替をするにあたって見過ごせないのが基準通貨(基軸通貨)の存在です。 基準通貨とは世界でいろいろな物資を取引するときの中心となる通貨のことで、現在ではUSドルがこれにあたります。 いま世界ではさまざまな通貨が使われていますが、この基準通貨があることでどの国も安心して経済活動を行うことができていると言っても過言ではありません。 もし基準となる通貨がなければ、ちょっとした事件やテロがあった場合、すぐに世界経済が混乱に陥ってしまいます。 そうならないためにも基準通貨は大切で、外貨両替を行う際にも注目すべき項目と言えます。 世界経済はUSドルを中心に動いていますが、一時期アメリカでテロがありました。 ご存知のとおり9.11のテロで、普段は世界から信頼の厚いアメリカでしたが、このときばかりはドルの価格が急激に下落。 こうなってしまうと基準通貨の価値は下がってしまい、多くの国々が困ってしまうことになります。
今は復活しているものの、こういった事態が2度とないとは言いきれないため、どうしても不安な人はドル以外で基準通貨となるような候補を探してみるのもいいかもしれません。 もちろん現時点ではUSドルが主導で経済はまわっていますし、まだまだ世界経済の中心としての役割は大きいです。 日本が他の国々と交易する際も、決済はドルで行われるのが一般的で、これを見ても基準通貨がいかに大事かが分かると思います。 外貨両替の取引はこの基準通貨(USドル)の値動きをもとに、自分の扱う通貨の売り買いを決めていきます。 つまり円とその相手方の通貨だけを見ていれば良いわけではなく、基準通貨をメインに値動きを見ていかなければいけないというわけです。