不正咬合の原因になるもの

現代人のあごが小さくなっているのも原因の一つです。

・遺伝の影響

・歯が並ぶスペース「あご」の問題

生まれてからの環境が原因の一つとして、歯が並ぶあごの大小によるものがあります。

歯に対してあごが大きいと、歯と歯の間にすき間ができてすきっ歯になり、逆にあごが小さくて歯が綺麗に並びきれないと、デコボコした歯並びになります。

戦後咬まなくてよい料理(飲食)が増えた結果、子供たちのあごが十分に発育せず、小さくなっています。

一方、歯は大きくなる傾向にあり、小さいあごに大きい歯が並びきれなくて、子供たちの歯並びが悪くなりました。今多くの歯科医が心配している問題で、かむ回数を増やす食事が望まれているのです。

・むし歯による影響

特に乳歯のときのむし歯も、歯並びに影響を与えます。

歯には皮膚のように自分の力で傷を治す力はありません。乳歯のうちからきちんと歯磨きをする習慣をつけ、早めにむし歯を治療して、永久歯になった時に、悪いむし歯にしない注意が必要です。

・口呼吸や生活上の悪い癖

アレルギー性鼻炎や扁桃肥大などで、口呼吸をするために起きると考えられる不正咬合もあります。いつもくちを開けていると、歯をくちびるで抑える力が弱くなって舌の位置が変わり、歯を押すなど筋肉のバランスが崩れて、すきっ歯や出っ歯の原因になることがあります。

生活上の癖としては、例えば幼児期に指しゃぶりを長く続けていると、指で押す力が歯を動かし、開咬や出っ歯の原因になります。又、おしゃぶりも長く使用していると、出っ歯や奥歯の交叉咬合になることがあります。幼児が眠い時や退屈なときのおしゃぶりは「安心感を得る」効果はありますが、静かになるという理由で親が安易に与えるのはよくありません。

前歯で下くちびるや舌をかむくせ、ハンカチをかむくせなども開咬につながり、片方ばかり頬づえをつく習慣を続けると、下あごをゆがめることがあるので、親の注意が望まれます。